


金属工事はスチール、アルミ、ステンレスなど扱う素材ごとの特性の違うことにあります。また意匠性が高いことから数ミリ単位の高い施工精度が求められ、現場ごとの状況に合わせた柔軟な対応力が不可欠です。
金属工事は既製品の他、一点物が多い為 材質や規格品 塗装、他業種の納まりなども理解している必要があります。
金属工事の図面の難易度
工事全体を担う施工会社が求める現場の観点、設計会社が求めるデザインの再現度、製品を作る工場の観点、実際に施工する職人の実現度など、あらゆる目線で一枚一枚、図面を仕上げる必要があります。
一点物の製作金物が多いため、工場との連携が必須になります。さらに、金属工事はあらゆる他業種の仕上がりと取り合うのが特徴です。
鉄骨、躯体、サッシ、壁、床など他業種の納まりを確認しながら現場に合わせて図面にし、製品化に至ります。
当然ながら建築の基本となる安心安全な設計である必要がある為、強度の検討も必要となります。
どんなに腕の良い職人でも製品が合わなければ、その豊富な知識も技術も生かすことはできません。ただ図面を作図するだけでなく、正確かつ材質の特徴も含めた専門性の高い知識が求められます。
NewFiveは金属工事専門の図面屋です。

「mm単位」極限の精度
金属は木材やコンクリートと違い、「削って微調整する」ことが非常に難しい素材です。
- クリアランスの計算
コンクリートの骨組みには必ず数センチの歪みや施工誤差があります。金属工事では、その歪んだ空間に真っ直ぐな金属製品をはめ込まなければなりません。数ミリの狂いも見落とすと、当日現場で「入らない」「隙間だらけになる」という致命的な事態になります。 - 熱歪みとの戦い: 溶接時の熱(数千度)によって、金属は簡単に反ったり歪んだりします。溶接する順番や、あらかじめ逆方向に曲げておく「逆歪み」の計算など、職人の勘と経験が不可欠です。

優美に魅せる 高価な材料
- 手戻りができない
金属、特にステンレスや真鍮(ブラス)、アルミは材料費が高騰しています。一つの発注ミスや加工ミスが、数十万〜数百万円の大きな損失に直結するプレッシャーがあります。 - 見えないサビの恐怖:
鉄の場合、雨水などに触れると急激に腐食(サビ)します。
材料・材質の選定は金属工事には重要なファクターとなります。

素材ごとの極端な加工特性
金属と一言で言っても、その性質は真逆と言えるほど異なります。
- ステンレス (SUS):
非常に硬く錆びにくいですが、粘り気があるため穴あけや切断が難しく、工具がすぐに刃こぼれします。また、熱がこもりやすいため溶接時に焼け色が残りやすく、仕上げの研磨(バフ仕上げなど)に高度な技術が必要です。 - アルミ
軽くて加工しやすい反面、融点が低いため溶接時に溶け落ちやすく、非常に繊細なトーチ捌きが求められます。また、傷がつきやすいため養生(保護)にも神経を使います。 - 鉄 (スチール)
加工性は良いですが、とにかく重く、施工中から防錆(サビ止め)処理を徹底しないとすぐに劣化が始まります。
